このセミナーで学べること

高齢者の「食べる機能」をサポートしながら診療できるようになります
義歯の調整をしていても食べられるようにならない、機能障害の診察をできるようになりたい、生活をサポートしたいけれど食事のみかたがわからない、肺炎を繰り返している患者さんに何ができるのかな、そう思うことはありませんか?
摂食嚥下障害の診察に嚥下内視鏡検査はマストではありません。特に訪問診療では、嚥下内視鏡を用いて誤嚥しない食形態を探すことが必ずしもゴールではありません。在宅では、環境や生活を見なければ食支援は困難です。
「多様な視点を持ち、食べる機能をみる」ということを一緒に学んでいきましょう!

プログラム(初級コース)日曜日2日間

1日目                2日目

1時間目
 
若杉葉子:摂食嚥下障害のみかた
 
到達目標:嚥下障害が主訴でない患者さんでも機能障害を気にしながら診療することができる
2〜4時間目
 
若杉葉子:摂食嚥下障害の原因疾患と口腔機能
到達目標:脳血管障害やパーキンソン病、認知症の特徴を理解し、それらの疾患に起因する口腔機能の障害について理解する
5時間目
若杉葉子:最初に実施する簡単なアセスメント
到達目標:スクリーニングテストを応用して実践的なアセスメント方法を身につける
13:00
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6時間目
到達目標:栄養状態の評価方法を知り、簡易な介入をしたり管理栄養士と連携を取ったりすることができる
7時間目
岩佐康行:食事評価・ミールラウンド
到達目標:予後を見据えた食事評価、ミールラウンドができるようになる
8時間目
増田翼:再現性のある姿勢と嚥下訓練
到達目標:摂食嚥下障害の患者さんの姿勢の調整や間接訓練を組み立てることができる
9時間目
若杉葉子:生活を支える食支援の実例
症例の紹介。相談も受けます。
13:00
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プログラム(中級コース)日曜日1日間

1~2時間目
 
山本敏之(神経内科医師):神経変性疾患の嚥下障害
到達目標:VFを見ながら神経変性疾患(MSA、PSP、CBS、ALS、筋疾患)の嚥下障害の特徴を知る
3時間目
(耳鼻咽喉科医師):摂食嚥下障害の手術と倫理的課題
 
到達目標:摂食嚥下障害患者に対する手術の実際を知り、選択肢の一つとして考えられる知識を持つ
4時間目
上田章人(呼吸器内科医師):誤嚥関連肺疾患
 
到達目標:誤嚥が関連する肺疾患について理解し、対応法について考えられる
13:00
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5時間目
 
松本朋弘(総合診療科医師):患者中心性の医療と意思決定支援
 
到達目標:patinet journeyと患者中心性医療について理解する
6時間目
 
宮上泰樹(総合診療科医師):臨床推論
到達目標:患者さんが発熱したり食べなくなったりした時の考え方を理解する
13:00
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受講料

受講料
初級コース2日間 66,000円(税込)日曜日2日間
中級コース1日間 55,000円(税込)日曜日1日間

開催概要

開催方法
2025年4月6日と20日 オンライン(zoom)にて開催
日時 予約フォームよりご確認ください
定員
20名
お申し込み方法
当ページの予約ボタンよりコースを選択し、お申し込みください
備考 zoomの使い方がわからない場合はご連絡ください
見出し ここをクリックして表示したいテキストを入力してください。テキストは「右寄せ」「中央寄せ」「左寄せ」といった整列方向、「太字」「斜体」「下線」「取り消し線」、「文字サイズ」「文字色」「文字の背景色」など細かく編集することができます。

参加者の方の声

訪問診療でみるべきポイントを学べました。明日からの訪問診療に役立てたいと思います。
多方面からの切り口で総論と各論を素晴らしい専門家から学べたことがとても良かったです。
全体的にとても勉強になりました。特に良かったのは神経系の疾患やミールラウンドのみるべきポイント、栄養の話が良かったです。
訪問診療でVEを行った方が良いかどうかの視点を学べました。質問もしやすくて良かったです。

講師紹介

若杉葉子

医療法人社団悠翔会悠翔会在宅クリニック歯科診療部 歯科部長

2004年 東京医科歯科大学歯学部卒業
2008年 東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科高齢者歯科学分野修了
2008年 東京医科歯科大学歯学部附属病院高齢者歯科学分野医員
2011年 大阪大学歯学部附属病院顎口腔機能治療部医員
2014年 東京医科歯科大学高齢者歯科学分野助教
2017年 医療法人社団悠翔会悠翔会在宅クリニック歯科診療部勤務、現在に至る。
大学病院で13年間、勤務医として7年間高齢者歯科という分野に臨床、研究、教育で携わっている。

日本老年歯科医学会専門医、指導医
日本老年歯科医学会摂食嚥下療法認定歯科医師
日本摂食嚥下リハビリテーション学会認定士

原土井病院 副院長,歯科部長,摂食・栄養支援部部長

1995年 東京医科歯科大学歯学部 卒業
2000年 東京医科歯科大学大学院 口腔老化制御学分野 修了 歯学博士
2000年 東京医科歯科大学 歯学部附属病院 高齢者歯科 医員、聖隷三方原病院 リハビリテーション科 にて研修
2001年 聖隷三方原病院 リハビリテーション科歯科 を開設、原土井病院 歯科常勤医となり,現在に至る

臨床教授:九州大学歯学部(高齢者歯科・全身管理歯科)
非常勤講師:東京医科歯科大学(歯学部口腔保健学科)、九州大学(医学部保健学科,高齢者歯科・全身管理歯科)、九州歯科大学(総合診療学分野)

専門(研究)分野 
日本老年歯科医学会 専門医・指導医,理事(地域包括ケア委員会)
日本摂食嚥下リハビリテーション学会 認定士,評議員
日本抗加齢医学会 専門医
日本臨床栄養代謝学会 認定歯科医
福岡摂食嚥下サポート研究会 代表世話人
福岡NST研究会 世話人
福岡PEG・半固形化療法研究会 世話人

山本敏之

国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター病院 嚥下障害リサーチセンター長/脳神経内科医長

1996年 札幌医科大学医学部卒業、札幌医科大学脳神経内科に入局
1999年から国立精神・神経医療研究センター病院に勤務し、2004年から2005年まで米国ジョンズ・ホプキンス大学へ留学
2010年に東京医科歯科大学大学院を修了し医学博士となる
2014年から現職

日本神経学会専門医
日本内科学会認定内科医
日本摂食嚥下リハビリテーション学会認定士

上田章人

平成7年 自治医科大学卒業
平成9年 金沢大学第三内科(現細胞移植学講座)入局
平成26年4月~ 現職:医療法人藤仁会藤立病院(院長)

日本内科学会認定内科医
日本アレルギー学会アレルギー専門医
日本呼吸器学会呼吸器専門医
日本呼吸器内視鏡学会気管支鏡専門医・指導医
日本化学療法学会抗菌化学療法認定医
ICD制度協議会認定インフェクションコントロールドクター など

松本朋弘

練馬光が丘病院総合救急診療科総合診療部門
2006年 神奈川歯科大学歯学部卒業,同年 鶴見大学口腔外科入局,および同大学大学院歯学研究科.
同年より経済産業省管轄の産業技術総合研究所で再生医療と発生生物学の研究に従事
2011年 東海大学医学部学士編入
2016年 同大学卒業後,練馬光が丘病院での研修を経て,2018年より現職.
2019 年より「あなたの医療にプラス1」をモットーに,小澤秀浩医師とともにYouTubeチャンネル「総合診療ブラザーズ」(https://youtube.com/@GIMbrothers)を立ち上げ,YouTuberとしても活躍.

摂食嚥下における多職種連携,研修医・コメディカル教育,患者教育へのICT応用が研究テーマ.

リハビリテーション栄養学会でのガイドライン作成委員
リハビリテーション栄養学会主催のTNT-Rehabilitation研修会講師として栄養療養を通した人材育成を行うかたわら,さらなる患者中心の医療の実現に向け,2023年度にケアマネージャーの資格を取得.
博士(歯学)

宮上泰樹
順天堂大学病院 総合診療科学講座 助教
順天堂大学病院診療管理室 副室長
日本病院総合診療医学会 若手部会 代表
日本プライマリ・ケア連合学会病院総合医チーム 幹部
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